Local by Flywheel のトラブル、使い方について
Local by Flywheel に関するご質問をまとめています。
目次
【重要】Windowsの方で「Uh-oh! Unable to provision site.」が表示される方
以下のような「Uh-oh! Unable to provision site.」というエラーが出る場合、ほとんどの原因は 「日本語のフォルダ名」にあります。ユーザー名を「日本語」でつけている人に多いです。
こちらの記事を参考に、作業をしてみてください。
【Windows】Uh-oh! Could not update hosts file と表示される場合
原因は、管理者として「hosts」ファイルを書き換える権限をLocalに与えなかったことです。表示されるダイアログ(メッセージ)で、hosts ファイルへの書き込みを許可するようにしてください。
解決する方法は、3つあります。
簡単な方法からご紹介するので、上から1つずつお試しください。
エラー画面の「FIX IT」ボタンをクリックする
もし以下の画像のように、「FIX IT」というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックしてみてください。
このボタンをクリックするだけで、Local by Flywheelが使えるようになることがあります。
セキュリティーソフトを無効化する
セキュリティーソフトが、Local by Flywheel に Hostsファイルの編集を許可しないことが多いです。
ですので、お使いのセキュリティーソフトの設定を変更して、Local by Flywheel の Hostsファイルの編集を許可しましょう。
設定の変更の仕方は、セキュリティーソフト毎によって違うので、設定方法の変更について検索してみましょう。
例えば、
「セキュリティーソフト名 Hosts」
「セキュリティーソフト名 Hosts 許可」
「セキュリティーソフト名 Hosts 編集」
「セキュリティーソフト名 Hosts 設定」
などと検索すると、設定方法の変更について解説されている記事が見つかります。
Hostsファイルを編集する
Hosts ファイルの編集については、基本的にはおすすめしません。
記述を間違えると、サイトが見れなくなったりして困ることがあります。
ベストな解決方法は、セキュリティーソフトの設定を変更して、Local by Flywheel の Hostsファイルの編集を許可与えることです。
ですので、上記の方法を試してみましょう。
もし、それでもHostsファイルを編集したい方は、以下の記事を参考に編集してみてください。
https://myscreate.com/localbyflywheel/
【Windows】Heads-up! Local's router is having trouble starting. と表示される場合
このようなエラーメッセージが表示される場合は、何らかのアプリが80番ポートを押さえていることが原因である可能性があります。
80番ポート使えるようにするには、難しい設定が必要になります。
難しいですが、80番ポートの編集を行いたい方は、以下の記事を参考に80番ポートを押さえているアプリの設定を無効化してください。
80番ポートを使用せずに、Local by Flywheelを使うことができるので、以下を参考に行ってください。
1. Local by Flywheel アプリを立ち上げる
2. 左上のバーにある「Preferences」をクリック
3. 「ADVANCED」をクリックする
4. Router Mode を「localhost」に設定する
5. 右下の「Apply」をクリックする
上記の設定を行えば、80番ポートを使用せずにLocal by Flywheelが使用できるようになります。
以上の設定を行い、サイトを立ち上げると以下の画像のようにサイトのURLが「localhost」となります。
Web Server は何を選んだら良いですか?
どちらでも良いです。デフォルトの Nginx で良いでしょう。
Local by Flywheel のバージョンによっては、Web Server を選べる画面がでます。Apache を選んでも、Nginx を選んでも、どちらでも構いません。XServer は、Nginx を採用しているようですので、Nginx で良いでしょう。どちらであっても、Quick WordPressのコースや、普通のユーザーには影響はありません。
なお、下矢印マークは、ダウンロードが必要になり、WordPressの準備に若干時間がかかる可能性があります。
PHPのバージョンは、どうしたら良いですか?
7.3.x を選んでください。
PHP5.6.x は、古いため避けてください。一方で、安定している PHP7.3.x が良いです。最新のものを選ぶと、対応していないプラグインやテーマがあるかもしれません。
データベース(Database) のバージョンは、何を選んだら良いですか?
MySQL 5.7.x を選んでください。
こちらも、どれを選んでも大きく変わりません。余程のことがない限り(特殊なプラグインで、データベースと綿密な連携をするものでない限り)、何を選んでも変わりません。
Error Installing WordPress (Error: Command failed...) と表示される(主にWindows)
エラー画面に表示されるコマンドが実行できないことが原因だと考えられます。Macの場合、ほとんど、このような問題は発生しません。おそらくは「パス」に問題があります(問題がないように、指定されているように見えますが、問題があるようです)。
日本語のユーザーフォルダ名を使っていると、エラーが起こります。日本語のユーザーフォルダ名を使わないようにすることで、解決します。
Windowsユーザーのための Local by Flywheelの使い方
対応するMac、Windowsのバージョンは?
Local by Flywheel のサイトに書いてあります。
- Mac の場合、4GB以上のメモリ、1GB以上の空きスペース、macOS 10.13 High Sierra 以後
- Windowsの場合、4GB以上のメモリ、1GB以上の空きスペース、Windows7, 8, 8.1, 10 対応
「エラー、リクエストされたURLは取得できませんでした」と表示される場合
様々な理由が考えられますが、主に2つの原因が考えれらます。
- hosts ファイルが適切に書き込まれていない
- プロキシーを利用している
(1) hosts ファイルが適切に書き込まれていない
Local by Flywheel は、パソコン上に起動するWordPressに、存在しないドメインを設定します。xxx.local のように、.local をつけます。このようなドメインは存在しないですが、hostsファイル に書き込むことで、ブラウザが適切にアクセスできるようになります。
Local が hosts ファイルを書き換えられるように、求められた要求に許可を行ってください。
(2) プロキシーを利用している
- こちらの「プロキシとLocal by Flywheel」のブログ記事も参考にしてください
会社、学校のパソコンやLAN(インターネット環境)で接続している場合、プロキシ(代理サーバー)の設定の問題で。xxx.local にアクセスできないことがあります。例えば、以下のような画面です。
原因は、プロキシーサーバーに「 test.local 」への接続を依頼し、結果「知らない」と答えられていることです。解決策は、プロキシーを使わないことです。
シンプルな解決策は、xxx.local サイトを見るとき専用に、Firefox などのブラウザをインストールします。ただし、Firefox の設定で「プロキシを使わない」ように設定を行っておく必要があります。
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Quick WordPressコースを作る際、想定したのは「全くの初心者」です。WordPressを触ったこともなく、当然、レンタルサーバーの契約もわからない。ドメインの取得もわからない。そんな右も、左もわからない人を想定して、作成しました。
難しい用語も「イメージが掴めるように」解説しています。特にWordPressは、普段に触れるアプリとは「全く違うメンタルモデル(考え方)」が必要です。それを「裏側」「ルール」「表」の3つに分けて考えることで、理解できるように解説しています。
さらに、随所に「探究して学ぶ」姿勢を身につけられるような声がけをしています。
隠れた工夫、細かい説明の工夫によって、
「ITが苦手で、意味不明と思っていた私でも、よくわかる!」
と評価をいただいています。